Message                 衣川 信之 Nobuyuki kinugawa

学問と経営                     2013年7月11日

科学者って、自分だけに求心力を集めようともしないし、自分だけで世の中のニーズを拾い上げられるなんて妄想もしてないし、ちゃんと他人の研究や論文をチェックして、自分が好きで研究できる分野を探し、全体の発展に寄与しようと、対話したり、研究を発表したりしますよね。そういう姿勢があるから、文系諸学問にもたくさんのインスピレーションを与えるし、世界を理解する有用な諸モデルをたくさん提供できています。

ワンネスの世界が本当なら、対話、信頼、献身について、科学に見習う点はたくさんありますね。

それどころか、動機としての利潤追求原理、価格が価値評価の尺度になる市場原理、上流下流工程をライバル視・部品視して自己目的の他者の使用をめざす競争戦略論等々、学問の領土を「経済」の論理が浸食してしまったことに、科学が倫理の境界を超えて暴走する遠因があるような気もします。

そうだとすれば、私たちがもう一度、ビジネスの原理に「金」「功利」「競争」ではなく、愛をベースに据えるとき、ビジネスの領域にとどまらない大きな変革の担い手になれるのではないでしょうか?愛をベースに事業を!というのは、単なる抽象論ではないのです。    

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